今年の夏、特に長期休暇の予定は決まっていますか?
もし決まっていないなら、読書をおすすめします!
今回の記事では
- 夏の読書におすすめの本が知りたい!
- 夏の長期休暇に読み終わる本が知りたい
- どうして夏におすすめなのか理由も気になる!
といった「夏の読書」についてアシストします。
今回は夏の読書におすすめの「小説」「ビジネス書・自己啓発本」「漫画」を取り上げます。
実際に私が読んで「夏に読みたい!」と感じた本です。
本選びの参考になりますように!
【厳選5作品!】夏休みの読書におすすめの小説
さっそく、夏の読書におすすめの本を紹介していきます。
まずは厳選した5作品の小説です。
- 夏美のホタル/森沢明夫
- 神さまのいる書店 まほろばの夏/三萩せんや
- カカノムモノ/浅葉なつ
- 天才ハッカー安部響子と五分間の相棒/一田和樹
- ICO-霧の城-/宮部みゆき
私・ながなっつが夏におすすめしたい理由も、併せて書いていきますね。
自然あふれる夏の山里に行きたくなる:夏美のホタル
- 「夏の里山」に出かけたくなる
- 圧倒的な自然の描写でイメージが湧く
写真家志望の大学生・相羽慎吾と彼女の夏美は、山里でよろず屋「たけ屋」に寄る。
そこでひっそりと暮らす母子・ヤスばあちゃんと地蔵さんに出会い、慎吾達は夏休みを「たけ屋」の離れで暮らすことに。
しかし地蔵さんには哀しい過去があり……。
『夏美のホタル』は、このサイト「しょだなっつ」でも度々おすすめしている作品です。
私も読む度に「夏の里山」へ出かけたくなります。
自然の描写が圧倒的で、夜明けがより美しく感じられたり、目の前にホタルが飛んでいるとイメージできたりするほどです。
故郷が里山に近いという人は、きっと地元に帰りたくなるはずですよ。
夏の長期休暇中に、実際に出かけてみるのもおすすめです。
夏休みの初バイトを思い出す:神さまのいる書店 まほろばの夏
- 夏休みにバイトデビューした思い出がよみがえる
- スッキリとした結末で、読後感も良い
本好きの高校2年生・紙山ヨミは司書教諭の紹介で、とある書店でアルバイトをすることに。
しかしその書店で扱っていたのは、魂が宿り生きている本「まほろ本」だった。
書店で働く中で、ヨミは様々な問題にぶつかり……。
『神さまのいる書店 まほろばの夏』も「しょだなっつ」で取り上げることが多い作品です。
私はバイトデビューをすることなく、学校を卒業後に初めて働いたのですが、夏休みにバイトデビューをしておけばよかったと後悔しています。
ただ『神さまのいる書店 まほろばの夏』を読むと、「バイトデビューはこんな感じなんだ」と実感できるんです。
ヨミは生来の不器用さで「本の補修」作業に苦難します。
しかし、苦手な姉に教えを求めたり、根気強く取り組んだりしたことで作業を乗り越えます。
諦めず続けることの大切さを『神さまのいる書店 まほろばの夏』は教えてくれます。
社会人になった方も、初バイトを思い出せる作品になっているのでおすすめです。
清涼感のある主人公が受けた呪い:カカノムモノ
- 主人公・浪崎碧の清涼感が感じられる
- 「水」もテーマになっており、読むだけで涼める
会社員の女性は怪物に追われたり、殺されかけたりする悪夢にうなされていた。
しかし原因がわからない。
「自分の周囲に不愉快なものが多くあるせいだろうか」と女性は思う。
ある日、女性はアロハシャツを着流した男性に出会う。
ほぼ同時に、誰もが振り返るような美貌を持った青年にも出会う。
2人の男性と出会った頃から、女性の中の「穢れ」は酷くなり……。
浅葉なつ氏の作品『カカノムモノ』は「呪い」がテーマの作品です。
様々な人が抱える「穢れ」という「呪い」を呑むことで、碧自身が受けた「呪い」が和らぎます。
碧自身「僕がしているのは人助けではない」と言っているとおり、人助けの物語ではありません。
結果的に人を助けているとしても、です。
それでも碧が清涼感のある主人公として書かれているおかげで、重い読後感は感じられません。
夏の暑い日に読みたくなる作品となっています。
エアコンの効いた部屋で読みたい頭脳戦:天才ハッカー安部響子と五分間の相棒
- 暑い夏から始まる頭脳戦の物語
- エアコンの効いた部屋で一気読みしたい作品
普通の会社員だった主人公の肇は、ある日、身に覚えのないネット通販履歴に気づく。
元を辿っていったことがきっかけで、隣部屋に住む天才ハッカー・安部響子と知り合うことに。
さらに肇はハッカー集団「ラスク」の一員となり活動を始めるが……。
『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』のメインは「警察との頭脳戦」です。
ハッカー集団「ラスク」の犯行を警察が野放しにしておくわけがなく、「ラスク」の中からも裏切る人物が現れます。
そして裏切った人物からの情報で、ついに警察は「ラスク」が海外逃亡を計画していると気づき――。
作者の一田和樹氏自身がサイバーセキュリティ情報サービスの事業を行っていたため、ハッカーの描写はリアルです。
響子が過ごしている部屋と同じように、『天才ハッカー安部響子と五分間の相棒』はエアコンの効いた部屋で一気読みしたい作品となっています。
長期休暇に原作ゲームも遊びたくなる:ICO-霧の城-
- 文庫本で上下巻というボリュームのため、夏の長期休暇に読破したい作品
- 物語の舞台である「霧の城」の雰囲気が夏にピッタリ
主人公・イコは頭に角があったことから、村のしきたりで「霧の城」へ生贄として差し出される。
しかし着ていた衣服のおかげで、イコは生贄として入れられた棺から脱出。
その後、城内を探索する中で、カゴの中に囚われていた不思議な少女・ヨルダと出会い、城の謎に迫っていくのだが……。
『ICO-霧の城-』は「ICO」というゲームが原作の小説です。
厳密に比べるとゲームの「ICO」と小説の『ICO-霧の城-』には違う点もあります。
しかし、小説の『ICO-霧の城-』を読むだけでも、ゲームの世界観が体験できるんです。
この点は、宮部みゆき氏の力だからこそだと感じます。
夏の長期休暇というまとまった休みだからこそ、ボリュームのある『ICO-霧の城-』をじっくり読めるのでおすすめです。
夏だからこそ読みたいビジネス書・自己啓発本【厳選3冊】
次に「夏だからこそ読みたいビジネス書・自己啓発本」を厳選して3冊紹介します
- つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法/根本裕幸
- あなたはもう、自分のために生きていい/Poche(ポッシュ)
- アイデアのヒント/ジャック・フォスター
夏の長期休暇に自分軸で生きるきっかけを:つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法
- 夏の長期休暇だからこそ実践できる内容
- 「他人軸」に変わってしまった生き方を「自分軸」に戻せる
3ヵ月予約の取れない人気カウンセラーが書いた「ライフワーク」=「本当に自由な人生の創り方」がわかる!
「自分の気持ちがわからない」
「やりたいことをやるのが不安で自信がない」
そんな「他人軸」の生き方を7日間で解消できます。
今年の夏の長期休暇は8月11日~16日という方が多いと思います。
その休みにプラス1日をして、根本裕幸氏の『つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法』を、ぜひ実践してみましょう。
『つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法』の大きなテーマが「ライフワークを見つける」という点。
「ライフワーク」とは「自分らしく幸せに生きる生き方そのもの」のことです。
「仕事だけ」ではなく「広義としての生き方」というのがポイント。
ぜひ夏の長期休暇を利用して、「他人軸」になっていた生き方を「自分軸」に戻してみましょう。
心の重荷を下ろす夏休みに:あなたはもう、自分のために生きていい
- 夏休みを利用して、心に溜まった重荷を下ろせる
- 長期休暇に「生きづらい」と感じる原因が掴める
「褒められても喜べない」
「頑張っているのにうまくいかない……」
このような「生きづらさ」の原因は、あなたのせいではありません!
読むだけで傷ついた心が休まると話題の1冊です。
私が『あなたはもう、自分のために生きていい』を読んで一番心が軽くなったのは「いい子を卒業してもいい」という章です。
「子どもの頃に身につけた『いい子』が、大人になったあなたを『生きづらく』させている」
この一文を読んだとき、ふっと腑に落ちる感覚になれました。
『あなたはもう、自分のために生きていい』には他にも
- 自分軸で生きることは、自己中やワガママとは違う
- 自己肯定感が低くても、自分を責めなくていい
といった、気持ちが軽くなるヒントが掲載されています。
「夏休みに入ったらどっと疲れが出た」という方に、おすすめしたい1冊です。
長期休暇明けに仕事のエンジンをかけたい:アイデアのヒント
- 「夏の休暇明けから仕事のエンジンをかけたい!」という方に特におすすめ
- 普段使わない頭の部分が活性化しているのがわかる1冊
「アイデアを出せるのは特別な人だけ」と思っていませんか?
実は、アイデアの出し方さえわかれば、誰でもアイデアは生み出せるんです!
まずは「アイデアとは何か?」を知りましょう。
次に「アイデアを出す心の準備」をして、最後に「アイデアを出すためのプロセス」を実行します。
あなたの近くに、アイデアの「種」は無数に落ちていますよ!
『アイデアのヒント』によると、アイデアは「既存の要素の新しい組み合わせ」のこと。
その「新しい組み合わせ」を導くために大切なのが「心の準備」と「プロセス」です。
『アイデアのヒント』では「心の準備」を8章分、「プロセス」を5章分に渡って掲載しています。
どれも簡単に実践できるため「夏の長期休暇をただ休むだけで終わらせたくない!」という方におすすめの1冊となっているんです。
きっと夏休み明けの仕事に活かせますよ!
【子どもだけじゃない!?】大人におすすめしたい漫画【3冊】
最後に大人におすすめしたい漫画を3冊、紹介します。
- ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~/オノ・ナツメ
- Roman/桂遊生丸(かつら ゆきまる)
- おこじょさんと家飲み家ご飯/ヤゼ
夏のイタリアに旅行したくなる:ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~
- 実際に「夏のイタリア」に旅行したくなる
- 1冊で完結しているため、スキマ時間に読みやすい
その女性はイタリアで夏休みを過ごすため、イタリアを訪れていました。
しかし、下宿先が書かれた紙と財布を、ヒッチハイクしたトラックの中に忘れてしまいます。
さらにイタリアの地元の人にやっかみを言われてしまい……。
私は海外旅行に、まだ行ったことがありません。
金銭的な理由もありますが、言葉が通じないことが怖いと感じてしまうからです。
それでも夏のイタリアに興味を持てたのは、オノ・ナツメ氏の『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』がきっかけでした。
もしかしたら『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』がきっかけでイタリアに行ったという方もいるかもしれません。
第1話目が夏のイタリアということもあり、読み終わると夏のイタリアに旅行したくなるためです。
1冊完結作品なので、家事の合間などちょっとしたスキマ時間にも読め、忙しい方にもおすすめの作品となっています。
原曲を夏休みに聞くのもおすすめ:Roman
- 上下巻の2冊で完結しているため、夏休み中に読み終えられる
- 原曲を夏休み中に聞いてみたくなる
「そこに『物語』はあるのだろうか?」
幻想の狭間に揺れる「紫陽花」と「菫」。
そして主の「冬」。
2人の「花」はどんな「物語」を見つけるのか――?
桂遊生丸(かつら ゆきまる)氏が描いた漫画『Roman』は、「Sound Horizon(サウンドホライズン:以下サンホラ)」が制作した同名のCDアルバムが原作です。
上下巻の2巻で完結しているため、夏の長期休暇中に読み終えられるのが嬉しい点。
また桂氏の美麗な作画も見どころの1つです。
興味が湧いた方は原作である、サンホラの『Roman』を聞いてみるのもおすすめです。
夏休みに疲れを癒すゆるレシピ:おこじょさんと家飲み家ご飯
- 「やる気不要のゆるレシピ」が満載
- 夏の暑さにやられた日でも、簡単に作れる料理がわかる
タクタに疲れて帰る夜も、特製レシピできみが待っていてくれる――。
頑張り疲れたあなたに贈る「やる気不要のゆるレシピ」!
10分で完成!?
面倒な時はそのまま開けて食べる!?
おこじょさんが贈る全26種類のレシピを掲載しています。
「長期休暇だから、何もやる気がしない……」
このようにぐったりしてしまう方は多いですよね。
中には「ご飯を作るのも面倒臭い」という方も。
そんな方におすすめなのがヤゼ氏の作品『おこじょさんと家飲み家ご飯』です。
会社員の男性・優一郎と、家事ができるエゾオコジョのおこじょさんが織りなす「ゆるレシピ本」な1冊となっています。
頑張らなくてもいい。
疲れていてもできる。
そんなやる気不要のレシピが満載なんです。
また、タイトルに「家飲み」とあるとおり、お酒にも合う料理が多いのも特徴。
夏の夕方、夕飯のやる気が起きないときにこそ『おこじょさんと家飲み家ご飯』は力になってくれるはずですよ。
まとめ:夏だからこそ読書を始めよう!
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
最後に夏におすすめの本をおさらいしましょう。
- 夏美のホタル/森沢明夫
- 神さまのいる書店 まほろばの夏/三萩せんや
- カカノムモノ/浅葉なつ
- 天才ハッカー安部響子と五分間の相棒/一田和樹
- ICO-霧の城-/宮部みゆき
- つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法/根本裕幸
- あなたはもう、自分のために生きていい/Poche(ポッシュ)
- アイデアのヒント/ジャック・フォスター
- ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~/オノ・ナツメ
- Roman/桂遊生丸(かつら ゆきまる)
- おこじょさんと家飲み家ご飯/ヤゼ
今年の夏も暑くなるようです。
ただ、紹介した本は夏の読書にピッタリの作品ばかり。
ぜひ体調に気をつけつつ、読書の扉を開いてみましょう。
きっとこの夏が、読書を楽しめるきっかけになりますよ。
それでは、良き読書ライフをお送りください!
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