あなたは海外旅行に行ったことはありますか?
海外に行くと、知らない文化や環境に触れられ、新しい刺激になりますよね。
でも私、実はまだ海外に行ったことがありません。
それでも、今回紹介する本を読んだことで、海外旅行の雰囲気を味わえました。
というわけで今回は
- 海外旅行に行こうか検討している
- 外国、特にイタリアに興味がある!
- 海外に行った気分に浸りたい
といった「海外に興味がある方」におすすめしたい、オノ・ナツメ氏の漫画『LA QUINTA CAMERA(ラ・クインタ・カーメラ)~5番目の部屋~』についてアシストします。
この記事を読むと、本書のあらすじとおすすめの理由がわかりますよ。
イタリアに旅行に行きたい方、必見です!
【「5番目の部屋」とは】あらすじを紹介!
『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』を読んでみて、テーマは「繋がり」だと感じました。
本書のあらすじは次のとおりです。
イタリアのとあるアパート……共同生活を送る個性豊かな4人の独身男性と、あまった“5番目の部屋”にかわるがわる下宿する留学生。偶然が引き合わせた仲間たちが、それぞれ抱える想いと、共有するあたたかな時間――やさしくせつない読切連作集
『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』より
また『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』に登場する主な人物は次の4人です。
- マッシモ:アパートの持ち主。バールで働いている
- ルーカ:路上で楽器を演奏している演奏者
- チェレ:漫画家。派手目な服が好き
- アル:トラックの運転手。家ではほとんど寝ている
この4人が住むアパートに、様々な留学生や同居人が、空いている「5番目の部屋」に住むことで物語は進んでいきます。
また、第1話に登場する留学生・シャルロットは、以降の話でも何度か登場します。
様々な人物が「5番目の部屋」に住んでいきますが、誰が住んでも「繋がり」を感じられる物語となっているんです。
おすすめしたい理由は「イタリアで繰り広げられるヒューマンドラマ」
『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』をおすすめしたい、もっとも大きな理由は「イタリアで繰り広げられるヒューマンドラマ」という点。
「5番目の部屋」にかわるがわる住んでいく留学生や同居人はもちろん、アパートに元から住んでいる4人の男性も、それぞれに事情を抱えています。
例えば、トラック運転手のアルは、知人とのケンカの末に、このアパートにやって来たんです。
それぞれの住人が事情を抱えている中でも、お互いのことを思う心はあります。
実際、シャルロットが滞在する際は、マッシモの彼女が「心配だから」と一緒に住んでくれたのです。
ただ『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』には、せつない話も含まれています。
それでも、最後に温かく包んでくれるのもアパートの面々なんです。
異国のイタリアの雰囲気を感じながら、温かいヒューマンドラマを味わえる。
それが『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』の大きな魅力なんです。
【ここに注目!】3つの「気分」に浸れる
また『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』を読むと、次の3つの「気分」に浸れます。
- 海外旅行に行きたい気分になる
- イタリアに行った気分になれる
- 温かい気分に包まれる
詳しく見ていきましょう。
海外旅行に行きたい気分になる
『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』を読むと、必ずと言っていいほど海外旅行に行きたくなります。
「ハプニングはあるかもしれないけれど、日本とは違う空気を味わいたい」
そんな気分になれるんです。
私の場合、冒頭でも書いた通り、まだ海外旅行は実現していません。
それでも『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』を読む度に「海外旅行に行ってみたい」と気持ちが高鳴ります。
特に、私と同じく海外旅行に行ったことがない方にとって『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』はいいきっかけになります。
「海外旅行に向けて気分を高めたい!」という方にも本書はおすすめです。
イタリアに行った気分になれる
「『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』を読むと海外旅行に行きたくなる」と書きましたが、もっと具体的に言うと「イタリアに行きたくなる」んです。
でも「イタリア語、話せないし……」と思い、旅行を断念する方もいますよね。
それでも本書を読むことで、イタリアに行った気分になれるんです。
『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』には、イタリアの空気がそのまま閉じ込められています。
作者のオノ・ナツメ氏が、実際にイタリアへ語学留学した経験が元になっているためです。
でも本書には
- コロッセオ
- パンテオン
- トレヴィの泉
といった、有名な観光名所の描写は一切描かれていません。
主な舞台はアパートだけなんです。
それでも登場人物や描かれている空気感が、イタリアに行ったような感覚を読者に与えます。
まだイタリアに行ったことがない方はもちろん、「これからイタリアへ行く予定」という方にも『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』はおすすめの1冊なんです。
温かい気分に包まれる
『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』のメインストーリー終盤は「別れ」に繋がっています。
それでも「別れ」の理由は前向きなもので、一概に「悲しい」だけではありません。
また、他の話でもせつない描写がありますが、いずれも最後は温かい終わり方になっています。
さらにオノ・ナツメ氏の特徴であるシンプルな絵も、物語に温かみをもたらしている要素でもあります。
「最近、辛いことが多い」
「気持ちがずっと沈んでいる」
「漫画を読んで癒されたい」
こう感じている方にも『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』を強くおすすめします。
読んだ後は、きっと気持ちが軽くなりますよ。
↓『ラ・クインタ・カーメラ~5番目の部屋~』の購入は以下のリンクから行えます↓
高校卒業後、社会人の時に同人活動を開始。2001年にイタリアで10カ月の語学留学を経験。帰国後『LA QUINTA CAMERA(ラ・クインタ・カーメラ)』でデビュー。『マンガ・エロティクス・エフ』で連載した『リストランテ・パラディーゾ』で注目を集める。(ウィキペディア抜粋)
まとめ:海外へ興味を持つきっかけになる作品
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
今回はオノ・ナツメ氏の『LA QUINTA CAMERA(ラ・クインタ・カーメラ)~5番目の部屋~』を紹介しました。
今、海外情勢は不安定です。
それでも本書を読んで、海外への興味を持ってみましょう。
そして情勢が落ち着いたら、きっと海外旅行へ行きたくなりますよ。
それでは、良き読書ライフをお送りください!
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