
旋(めぐる)めぐる氏の小説『獣姫の最後の恋』を読了しました。
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「子を産むと死んじゃうって設定なの?」「主人公の溺愛ぶりが印象的って本当?」と、本作の評判を耳にして気になっていた方もいるはず。
今回はあらすじの他、登場人物や感想についてまとめます。
「恋愛ファンタジーものを読みたい」という方にも、おすすめの内容です。
『獣姫の最後の恋』あらすじを紹介
『獣姫の最後の恋』を読んでみて、テーマは「命懸けの恋」だと感じました。
あらすじは次のとおりです。
――伽羅族(きゃらぞく)の当主は、子を産むと死ぬ。時は四国時代。千を下らないとされる多様な種族がいる中、伽羅族と呼ばれる生殖に特化した一族がいた。悲惨な歴史を経て、突如一族を守る力を手にした伽羅族の当主は、その代償として子を産むと死ぬ定めを神より与えられる。新たに当主となったレイラは、ある日、森で諜報活動をしていた他国の青年に一目で恋に落ちる。
『獣姫と最後の恋』カバーより抜粋)
本作の舞台は、多種多様な種族が生きており、国が4つに分かれている「四国時代」という世界。千は下らないと言われる種族の中でも、生殖に関して特殊な能力もった一族・伽羅族の村がメインの舞台です。
伽羅族はほとんどが女性で「他種族とでも子を成しやすい」「関係を持った相手の特徴が子に反映される」という特徴から、過去には種の乱獲に遭い、絶滅の危機にまで数を減らしました。
ですが強力な力を手にした当主が一族の中に現れたことで、伽羅族は数を回復していったのです。
ただ当主は、力の代償として「子を産むと死ぬ」という定めを負うことに。
そんな伽羅族の女当主であるレイラが、異国の青年・ソウに対して恋に落ちたことから物語は始まります。
レイラ自身も、もちろん当主の定めを知っていました。それでもソウに深い一目惚れをし、彼の子を宿します。
子を宿したことで始まる、レイラの命のカウントダウン。『獣姫の最後の恋』は、レイラの命を懸けた深い恋の物語なのです。
主な登場人物を紹介【伽羅族と異国の青年】
『獣姫の最後の恋』には、伽羅族はもちろん、関係する人物も登場します。主な登場人物は次のとおりです。
本作には紹介した以外にも、魅力的な人物が登場します。主軸はレイラとソウの関係ですが、2人に関係して伽羅族以外の種族も絡んできます。
レイラとソウの関係の変化に、ぜひ注目してみてください。
読み終わると少しモヤモヤ【個人的な感想】
魅力的な登場人物と深い愛がテーマの『獣姫の最後の恋』ですが、読み終わると個人的にはモヤモヤした思いが残りました。
ネタバレになってしまうのでラストの詳細は書けませんが、ソウは最後までレイラを心から愛することはありませんでした。
自身の本名を名乗ったり、子どものために奔走したりと、多少はレイラに対して心を開いたものの、彼女の愛には最後まで応えることはなかったのです。
レイラが生き残る可能性もソウは示しましたが、レイラがその方法を最終的に受け入れたのかは明言されていません。
読者に考える余地を残す終わり方と見れば、余韻を楽しむという意味では良い終わり方だと思えました。
こんな人に『獣姫の最後の恋』はおすすめ!
『獣姫の最後の恋』は女当主のレイラが主人公のため、どちらかというと女性向きの作品だと感じました。
現在進行形で片思いをしているという方も、レイラの深い恋を垣間見ることで想いを相手に伝える勇気に繋がります。
また「とにかく溺愛が感じられる小説が読みたい」と愛を求めている方にも、本作はおすすめです。
レイラの溺愛が詳細に描かれた本作。レイラの心境の変化にも注目しながら、ぜひ読んでみましょう。
↓『獣姫の最後の恋』を読んでみる↓
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京都在住。「獣姫と最後の恋」で、魔法のiらんど大賞2021小説大賞恋愛ファンタジー部門特別賞を受賞。夏が苦手。秋になると動き出します。(『獣姫と最後の恋』カバーより抜粋)
まとめ:レイラの選択は
今回は旋めぐる氏の小説『獣姫の最後の恋』のあらすじや登場人物についてまとめました。
レイラのソウに対する溺愛ぶりや、ソウがわずかに心を開く様子など、本作には様々な形の愛が詰まっています。レイラの選択についても考えさせられる作品なので、読み終わった後は余韻に浸ってみましょう。
それでは、良き読書ライフをお送りください!



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