【あやかし×警察】『京都府警あやかし課の事件簿』の感想を紹介!【読了感想】

警察の後ろ姿
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今回は天花寺(てんげいじ)さやか氏の小説『京都府警あやかし課の事件簿』についてアシストします。

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『京都府警あやかし課の事件簿』は「京都×あやかし」をテーマにした警察ものです。

でも「『あやかし』って、なんだか怖そう」と思う方も多いですよね。

それでも、次のような方におすすめの作品です。

  • 京都が好き!
  • 「見えない存在」に興味がある
  • 一味違った警察ものが読みたい

本記事を読めば、『京都府警あやかし課の事件簿』のあらすじとテーマがわかりますよ!

【あやかし課とは】あらすじを紹介

日本刀の画像

『京都府警あやかし課の事件簿』を読んでみて、テーマは「見えない存在と事件」だと感じました。

あらすじは次のとおりです。

京都府警が擁する「人外特別警戒隊」、通称「あやかし課」。化け物から神仏まで、あやかしが絡むあらゆる事件を人知れず解決するのが彼らの任務である。そんなあやかし課に入隊したばかりの新人女性隊員・大(まさる)。個性豊かなメンバーとともに仕事に励む大だったが、実は彼女には人には言えないある事情があって……。

『京都府警あやかし課の事件簿』カバーより抜粋

『京都府警あやかし課の事件簿』の主人公は「あやかし課」の新人女性隊員「古賀大(こが まさる)」です。

幼い頃に「魔よけの力」を得た大は、成長してから「あやかし課」の一員として活動します。

本作は大の成長と、「普通の人には見えない存在」である、あやかしが起こす事件の物語なんです。

おすすめしたい理由は「躍動感ある展開」だから

戦う鶴たち

『京都府警あやかし課の事件簿』をおすすめしたい、もっとも大きな理由が「躍動感ある展開が魅力」だからです。

『京都府警あやかし課の事件簿』では、「序」を除いた全4話中3話にあやかしが絡んだ事件が起こります。

どの事件も解決に至るまでヒヤヒヤしますが、躍動感のある展開で読んでいても飽きません。

特に「華やかお転婆、祇園が狙う」の話は、潜入捜査や逮捕状の扱いなど、あやかしとのバトルだけではなく警察の捜査としても読みごたえがあります。

本作は、人知を超えた力を持つあやかしが起こす事件を、同じく力を持つ「あやかし課」の隊員達が制する展開が魅力なんです。

【京都を舞台に縦横無尽】3つの注目ポイント

対角線に並んだ3つのクローバー

また『京都府警あやかし課の事件簿』には、次の3つの注目ポイントがあります。

  • 京都に行きたくなる
  • 気持ちがスッキリする
  • 大の今後の活躍が気になる

詳しく見ていきましょう。

京都に行きたくなる

注目ポイント1つ目は「京都に行きたくなる」こと。

『京都府警あやかし課の事件簿』の舞台は京都です。
先斗町や祇園を舞台に事件が起こり、それを解決する流れです。

町の描写は具体的で、本作を読み終わる頃には実際に京都に行きたくなります。

ただ、京都の町をよく知らない人にとっては、情景をイメージしづらい部分もあります。

それでも話自体は理解でき、京都の街並みも魅力的に書かれているため「今度京都に行ってみようかな」と思えるんです。

気持ちがスッキリする

注目ポイント2つ目は「気持ちがスッキリする」こと。

『京都府警あやかし課の事件簿』に収録されているどの話も、読み終わるとスッキリとした読後感が味わえます。

特に第1話「雷のエースと魔除けの子」では、自分の才能に悩む少女が登場します。
少女は「自分には詩の才能がない」とスランプになっていました。
そのとき「あやかし課」の一員である塔太郎は、少女にこう声をかけます。

「実力のある人はたくさんいるやろうけど、お姉さんの詩は、お姉さんしか書けへん。周りに追いつくんやなしに、自分だけのとこ、いったらええねん。」

少女はこの言葉と、自分の最初のファンになってくれた鬼の「芝」の後押しもあり、詩を作る情熱を取り戻します。

塔太郎の言葉は詩だけではなく、創作活動をする方全員に響く言葉だと思います。

このように事件が解決した後、読者はスッキリと温かい読後感に浸れるのです。

「あやかし」というと、おどろおどろしい話を想像するかもしれませんが、本作はさらりとした読み口も魅力なんです。

大の今後の活躍が気になる

注目ポイント3つ目は「大の今後の活躍が気になる」こと。

『京都府警あやかし課の事件簿』はシリーズ第1作目です。

2024年10月現在『京都府警あやかし課の事件簿』シリーズは8作目まで出版され、10月10日には9作目が出版されます。

巻が進むごとに、大の成長はもちろん、大きな事件や恋の三角関係なども巻き起こるのです。

『京都府警あやかし課の事件簿』を読み終わると、大の以降の活躍も気になります。

興味がある方は第1作目である『京都府警あやかし課の事件簿』を読んだ後、続きのシリーズも手に取ってみてください。

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天花寺さやか氏の概要

京都市生まれ、京都市育ち。小説投稿サイト「エブリスタ」で発表した「京都しんぶつ幻想記」が好評を博し、「神様×現代ファンタジー」部門急上昇で1位を獲得。同作品を加筆・改題した『京都府警あやかし課の事件簿』でデビュー。(『京都府警あやかし課の事件簿』より)

まとめ:本当に存在するかもしれない部署

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
今回は天花寺さやか氏の『京都府警あやかし課の事件簿』を紹介しました。

本書に登場する「あやかし課」は、もしかしたら公表されていないだけで本当に存在するかもしれません。
そう考えるだけでも、ワクワクする内容となっています。

あなたも京都へ行く機会があったら、予習として本作を読んでみましょう。
京都旅行がより楽しめますよ。

それでは、良き読書ライフをお送りください!

 

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