旅行先でも本が読みたくなる瞬間ってありますよね。
でも、荷物になるから本を持って行けない場合も……。
それなら「本が読めるホテル・旅館」に泊まってみましょう!
今回は「本が読めるホテル・旅館」についてアシストします。
- 読書をしながらリラックスできるホテルに泊まりたい
- 本が読めるホテルや旅館が知りたい
- 旅と読書を同時に楽しみたい
このような方におすすめの内容です。
本記事を読めば、本が読めるホテルや旅館がわかって、実際に泊まりたくなりますよ!
本が読めるホテル・旅館ってあるの?【ブックホテルの特徴】
本が読めるホテルや旅館のことを「ブックホテル」と呼びます。
ブックホテルは全国各地にあり、チェーン店展開しているホテルもあります。
またブックホテルの多くは、宿泊施設に本を置いているケースが多いため、泊まりながら読書を楽しめるのが特徴です。
ただ、ブックホテルの中には「本は宿泊者が持参する」という場合もあるので、事前に確認してから予約・出かけるようにしましょう。
またホテルと旅館は、厳密には異なる形態の宿泊先ですが、今回は「本が読める宿泊先」として、まとめて「ブックホテル」と定義します。
ブックホテルの選び方4選【満足する基準を決めよう】
「自分がどんなブックホテルなら満足できるか」は、人によって異なります。
そのため「ここだけは譲れない」という基準を、あらかじめ決めてからブックホテルを選びましょう。
ブックホテルを選ぶ基準としては、次の4つが代表的です。
- 予算
- 立地
- 雰囲気・サービス
- 本のセレクト
詳しく見ていきましょう。
予算
ブックホテルを選ぶ基準、1つ目は「予算」です。
通常のホテルや旅館を選ぶ際にも1つの基準となります。
ブックホテルの予算は、旅全体の予定によります。
ブックホテルだけを楽しみたいのなら、ホテルにかける予算は多めに取りましょう。
またブックホテルの他にも観光地を楽しみたいのなら、予算は控えめがおすすめです。
ブックホテル自体の宿泊代金は5,000~60,000円ほどまでと様々です。
旅の目的に合わせて、ブックホテルを柔軟に選びましょう。
立地
ブックホテルを選ぶ基準、2つ目は「立地」です。
「自分の住んでいる場所から行きやすいブックホテルか」も、選ぶ基準となります。
もっとも良いのは、駅や高速道路のインターチェンジから近いブックホテルです。
駅やインターチェンジに近いと、移動の行程が少ないので気軽に行けます。
ただ、行くまでが大変でも、静かで自然豊かな場所にあるブックホテルなら、心からリラックスできます。
交通手段やかかる金額も検討して、ブックホテルを探しましょう。
雰囲気・サービス
ブックホテルを選ぶ基準、3つ目は「雰囲気・サービス」です。
ブックホテルをメインに楽しむ場合は、ホテルや旅館の雰囲気・サービスも選ぶ基準にしましょう。
雰囲気・サービスの基準として
- 館内は静かか
- 本は自由に借りれるか
- 本は自分で持ち込む形式か・ホテルで借りられるか
などが挙げられます。
また普通のホテルや旅館を選ぶように「食事付きまたは素泊まり」「チェックイン・チェックアウト時間」などもチェックしましょう。
本のセレクト
ブックホテルを選ぶ基準、4つ目は「本のセレクト」です。
これはブックホテルだからこその基準です。
本がブックホテル自体に備え付けられている場合、本がどのような傾向でセレクトされているかも、確認できたらしましょう。
「小説が多い」「地域の観光雑誌が中心」と、ブックホテルによって本の傾向は異なります。
ブックホテルを選ぶ際は、自分が読みたいジャンルの本が多いホテルを選ぶのがおすすめです。
全国のおすすめブックホテルを紹介【地域別】
では、ここからは全国の代表的なブックホテルを紹介します。
地域別にまとめたので、気になるホテルが近くにある方は、ぜひ足を運んでみましょう。
北海道・東北
まずは北海道・東北地域のブックホテルを紹介します。
ランプライトブックスホテル札幌
「ランプライトブックスホテル札幌」は、北海道札幌市中央区にあるブックホテルです。
1階に本屋があり、本を選んだら「読書をするために作られた」泊まる部屋で読書を楽しむ形式です。
本屋は24時間開いており、早朝でも深夜でも、好きな時間に本を手に取れます。
本のセレクトは「旅」と「ミステリー」が中心です。
またカフェもあるため、気に入った飲み物とともに読書を楽しめます。
北海道に行く機会があったら、ぜひ宿泊してみましょう。
【ランプライトブックスホテル札幌公式サイトURL:https://www.lamplightbookshotel.com/sapporo/】
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悠湯の郷 ゆさ
「悠湯の郷(ゆうゆのさと)ゆさ」は、山形県山形市黒沢にあるブックホテルです。
2022年12月から、ロビー・2階の一部に「おふろcafé」エリアが新設され、温泉と読書がゆったりと楽しめる旅館になりました。
ロビーには約8,000冊の本があり、バラエティに富んだ本の中からお気に入りの1冊を見つけて読むことができます。
カフェスペースもあり、山形で採れる素材を使った料理やスイーツが楽しめ、お腹も幸せで満たされます。
またボールプールや絵本が備えられた「キッズスペース」も完備されているため、家族で楽しめるのも特徴です。
日頃の喧騒から離れてゆったりしたい方は「悠湯の郷 ゆさ」を訪れてみましょう。
【悠湯の郷 ゆさ公式サイトURL:https://www.dosayusa.jp/】
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甲信越
次は甲信越地域のブックホテルを紹介します。
蓼科親湯温泉
「蓼科親湯温泉(たてしな しんゆおんせん)」は、長野県茅野市北山蓼科高原にあるブックホテルです。
大正15年創業した、歴史のある温泉宿でもあります。
「蓼科親湯温泉」には「みすずLounge & Bar」があり、約30,000冊の蔵書を誇ります。
みすず書房の社主が茅野市出身であること、また岩波文庫の創業者が諏訪市出身ということもあり、岩波文庫の本が中心にセレクトされています。
懐かしい本が多いため「昔読んだ岩波文庫の本が読みたい」という方にピッタリの旅館です。
もちろん、温泉や料理も楽しめ、体も心もリラックスできます。
長野県に用事があった際は、歴史ある「蓼科親湯温泉」に宿泊してみましょう。
【蓼科親湯温泉公式サイトURL:https://www.tateshina-shinyu.com/】
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Bluebird HOTEL
「Bluebird HOTEL(ブルーバードホテル)」は、山梨県南都留郡富士河口湖町にあるブックホテルです。
「Bluebird HOTEL」は漫画が楽しめるホテルです。
漫画付きの客室には約300冊が揃えられており、漫画好きなら夜通し楽しめます。
また「フットマッサージ機付き」や「Nintendo Switch付き」の部屋など、バラエティに富んだ客室のラインナップとなっています。
漫画が読める客室は数があまり無いため、泊まりたいと思った方は早めに予約しましょう。
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関東
次は、関東にあるブックホテルを紹介します。
コンフォートホテル東京東日本橋
「コンフォートホテル東京東日本橋」は、東京都中央区日本橋馬喰町にあるブックホテルです。
コンフォートホテルは基本的に全国展開をしているホテルですが、今回は代表として「コンフォートホテル東京東日本橋」を取り上げます。
コンフォートホテルには、どの箇所も基本的に「コンフォートライブラリーカフェ」が併設されています。
「コンフォートライブラリーカフェ」は、備え付けの本を読めることはもちろん、仕事に集中したい時や、飲みものを楽しみながらリラックスしたい時にも利用できます。
そのため、1人で読書や作業を行う際におすすめのホテルなのです。
また「コンフォートホテル東京東日本橋」では無料でビュッフェスタイルの朝食もあるため、朝からお腹を満たしたいという方にもおすすめです。
全国展開しているホテルなので、近所にもコンフォートホテルがあるか調べてみましょう。
【コンフォートホテル東京東日本橋公式サイトURL:https://www.choice-hotels.jp/hotel/higashinihombashi/】
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夢十夜
「夢十夜(ゆめじゅうや)」は、神奈川県足柄下郡湯河原町にあるブックホテルです。
湯河原温泉の一角にある「夢十夜」は、夏目漱石の短編集『夢十夜』をコンセプトにした旅館です。
客室にはテレビが無く、代わりに100冊の本とコーヒーミルが置かれています。
そのためコーヒーを味わいながら、部屋でゆったりとした読書が楽しめます。
また「夢十夜」は、滞在中は飲みものが自由に飲める「オールインクルーシブ」の宿です。
アルコールもソフトドリンクも無料なので、好みの飲みものを楽しみながらくつろげます。
古さと新しさが混じった部屋で、あなたも読書に浸ってみましょう。
【夢十夜公式サイトURL:https://yumejuya.jp/】
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鹿覗きの湯 つるや
「鹿覗きの湯 つるや」は、群馬県吾妻郡中之条町にあるブックホテルです。
四万の病を癒すと伝わる名湯「四万温泉」の一角にある温泉です。
本が読める「ライブラリーコーナー」があるのは、貸切り風呂棟のラウンジ。
本のジャンルは様々で、自分の好きな本を選べます。
またフリードリンクもあるため、飲み物と一緒にゆったりとした読書の時間が過ごせます。
客室は11室と少ないため、気になる方は早めに予約・問い合わせをしましょう。
【鹿覗きの湯 つるや公式サイトURL:https://tsuruya.net/】
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中部・東海
次に、中部・東海地域のブックホテルを紹介します。
熱海風雅
「熱海風雅(あたみふうが)」は、静岡県熱海市にあるブックホテルです。
絶景が望める部屋から、落ち着いた和室まで、多彩な客室が特徴です。
また客室は「BoConcept」とのコラボで生まれた、新感覚和モダンの空間となっているため、古さの中にも新しさを感じられる造りとなっています。
「熱海風雅」の特徴が「旅するライブラリー」。
「旅するライブラリー」は、以下の7つのテーマに沿った世界を、読書によって楽しめます。
- 絶景の世界
- 星の世界
- 美術の世界
- 北欧の世界
- 教養の世界
- 健康と美容の世界
- お酒の世界
好きなテーマはもちろん、興味の無かったテーマの世界も楽しめるため、新たな発見にもつながるんです。
温泉に、料理に、本にと楽しみたい方は、ぜひ一度訪れてみましょう。
【熱海風雅公式サイトURL:https://www.atami-fuga.com/】
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名古屋伏見モンブランホテル
「名古屋伏見モンブランホテル」は、愛知県名古屋市中区にあるブックホテルです。
地下鉄伏見駅の5番出口から徒歩2分と最寄り駅から近く、気軽に泊まれるホテルです。
「名古屋伏見モンブランホテル」の地下1階には「コミックライブラリー」があります。
話題漫画の最新刊だけではなく、完結済みの名作漫画も揃えられており、漫画好きには堪らないセレクトとなっています。
また「コミックライブラリー」は宿泊客専用のスペースで、無料で利用できるのも嬉しい点。
気軽に漫画を読んで気分転換をしたいときは、ぜひ利用してみましょう。
【名古屋伏見モンブランホテル公式サイトURL:https://montblanc-hotel.jp/fushimi/】
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飛騨まんが王国
「飛騨まんが王国」は、岐阜県飛騨市宮川町にあるブックホテルです。
「飛騨まんが王国」には「宿泊施設」「まんがサミットハウス」「ナチュールみやがわ」の3つの関連施設があります。
このうち、40,000冊以上の漫画が読めるのは「まんがサミットハウス」です。
蔵書の大部分は、全国の漫画愛好者から寄付されたもので、全国的に貴重な本も収められています。
もちろん話題の漫画もあるため、大人も子どもも楽しめる宿泊施設なんです。
入館料はかかりますが、40,000冊以上の漫画を心ゆくまで楽しんでみたい方は、一度訪れてみましょう。
【飛騨まんが王国公式サイトURL:https://www.miyagawa.org/】
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関西・近畿
次に、関西・近畿地域のブックホテルを紹介します。
BOOK HOTEL 京都九条
「BOOK HOTEL 京都九条」は、京都府京都市南区東九条烏丸町にあるブックホテルです。
客室は通常のビジネスホテルのようにシンプルな造りですが、ホテル内には2,000冊を超える本が並んでいます。
蔵書は自由に読むことができ、様々なテーマに沿った本が並べられているのが特徴。
また「本で遊ぶ」をテーマにした「ブックラビリンス」や「ナイトライブラリー」などのコンテンツも楽しめるため、一味違った読書体験がしたいという方におすすめです。
立地も、地下鉄烏丸線九条駅から徒歩3分、JR京都駅から徒歩7分とアクセスが良いため、京都観光の拠点にもできます。
京都観光に行く際は、本も一緒に楽しんでみましょう。
【BOOK HOTEL 京都九条公式サイトURL:https://bookhotelkyotokujo.com/】
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BOOK AND BED TOKYO SHINSAIBASHI
「BOOK AND BED TOKYO SHINSAIBASHI(心斎橋)」は、大阪府大阪市中央区東心斎橋にあるブックホテルです。
「BOOK AND BED TOKYO SHINSAIBASHI」はドミトリータイプのホテルで、宿泊料が低価格に抑えられています。
また「泊まれる本屋」をコンセプトにしており、施設の一角には自由に書籍や雑誌を閲覧できるスペースがあります。
そのため「本を読みながら低価格で泊まりたい」という方におすすめのホテルです。
「仕事の出張などでサクッと泊まりたい」という方は、ぜひ利用してみましょう。
【BOOK AND BED TOKYO SHINSAIBASHI公式サイトURL:https://bookandbedtokyo.com/ja/shinsaibashi/】
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小林屋
「小林屋」は、兵庫県豊岡市城崎町湯島にあるブックホテルです。
「小林屋」は城崎温泉の中心地である「一の湯」の傍にあり、創業300年の歴史がある旅館です。
館内の蔵書は55冊と少なめですが、ブックディレクターの幅允孝(はば よしたか)氏によって選書された、選りすぐりの本となっています。
蔵書は「『ことば』と出会う本棚」というコンセプトのもと、古今東西の詩集を中心に、旅や料理、芸術など様々なテーマから厳選。
温泉を楽しみながら、幅氏が厳選した本にも興味があるという方は、足を運んでみましょう。
【小林屋公式サイトURL:https://kobayashiya.co.jp/】
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中国・四国
次に、中国・四国地方のブックホテルを紹介します。
ねをはす Book & Hotel
「ねをはす Book & Hotel」は山口県下関市秋根西町にあるブックホテルです。
7階建ての建物のうち、1・2階に本屋とカフェ、3階にレストラン、4階以上がホテルという構造です。
1・2階の本屋は、夜の21時から朝5時まで、宿泊者だけが楽しめる「夜の本屋」での利用もでき、いつもとは違った読書体験ができます。
また客室には「株式会社ひらく」のブックディレクターが選書した書籍があり、自由に読むことも可能です。
「夜の静かな本屋に興味がある」という方は、ぜひ一度泊まってみましょう。
【ねをはす Book & Hotel公式サイトURL:https://neohas.jp/】
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HULATON CABIN高松
「HULATON CABIN高松」は、香川県高松市にあるブックホテルです。
「HULATON CABIN高松」の客室は、木製で寝室スペースが上下に並ぶキャビンタイプです。
寝室スペースは大きめに造られているため、体が大きい方でもゆとりを持って寝られます。
建物の2階にブックカフェスペースがあり、世界各国の本を読みながら、淹れたてのコーヒーなどを楽しめます。
また外国人客の利用も多いため、国際交流もできるスペースなんです。
高松駅からバスで11分、瓦町駅からは徒歩3分と立地も良いため、香川県への一人旅の際は利用してみましょう。
【HULATON CABIN高松公式サイトURL:https://hulaton.com/cabin/takamatsu/】
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九州・沖縄
最後に、九州・沖縄地方のブックホテルを紹介します。
THE BASICS FUKUOKA
「THE BASICS FUKUOKA(ザ・ベーシックス・フクオカ)」は、福岡県福岡市博多区博多駅東にあるブックホテルです。
「THE BASICS FUKUOKA」に入ると、いきなり約42mの吹き抜けロビーに迎えられます。
ロビーには高さ約8mの書架が6本あり、5,000冊の本が収められています。
円形に配置された書架の「内周棚」には、日本の文化や四季をテーマにした本が。
「外周棚」には、実際にその方角にある国や地域の本が収められています。
本のジャンルは小説から詩集・写真集・アニメと様々で、ロビーをはじめラウンジや客室で自由に読めます。
ロビーの書架は、本好きなら一度は味わいたい「本を見上げる」夢を叶えられるため、福岡に行った際はぜひ宿泊してみましょう。
【THE BASICS FUKUOKA公式サイトURL:https://www.thebasics.jp/fukuoka/】
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B・B・C長湯 長期滞在施設と林の中の小さな図書館
「B・B・C長湯 長期滞在施設と林の中の小さな図書館」(以下「B・B・C長湯」)は、大分県竹田市にあるブックホテルです。
「B・B・C長湯」の特徴はキッチンや書斎などが備えられた、ロングステイに向いているホテルという点。
客室も6室のみと少なく、川のせせらぎや小鳥の声などをゆったりと楽しめます。
また「B・B・C長湯」には「山岳図書館」が併設されています。
「山岳図書館」には、旅行作家・野口冬人氏が収集した13,000冊の本が収められており、宿泊者は無料で利用可能。
「ゆったりとした時間の中で、心ゆくまで読書を楽しみたい」という方におすすめのブックホテルです。
【B・B・C長湯 長期滞在施設と林の中の小さな図書館公式サイトURL:https://bbcnagayu.com/】
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まとめ:本を読みながらリラックスしよう
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
今回はブックホテルを選ぶ際の基準や、全国の代表的なブックホテルを紹介しました。
ブックホテルに泊まると、眠るのが惜しくなるほど読書に夢中になれます。
長期休暇などを利用して、本を読みながら味わえるリラックスを体験してみましょう。
それでは、良き読書ライフをお送りください!
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