
「本は読まないけれど雑誌は読む」という方は多いですよね。
せっかくなら「読書にもなる雑誌」を読んで、読書に慣れてみましょう。
今回は「読書にもなるおすすめ雑誌」についてアシストします。
- 本を扱った雑誌が読みたい人
- 読書代わりになる雑誌はあるか気になる人
- そもそも雑誌は読書になるのか疑問な人
このような方におすすめの内容です。
本記事を読めば、読書に関する雑誌を今から読みたくなりますよ!
【結論】雑誌の購読も読書になる!

結論を先に書くと、雑誌の購読も読書になります。
こちらでは読書法の1つとして「ステップアップ読書」を紹介しています。
「ステップアップ読書」は「読める本から読んでいく読書法」のこと。
そのため最初は、漫画や雑誌から読書を始めることをおすすめしています。
もちろん、ある程度読書に慣れている人にも雑誌はおすすめです。
雑誌の中には本を紹介するものや、読みもの自体を掲載している雑誌もあるため、本好きな人も楽しめます。
雑誌と聞くと「写真や絵が多いもの」というイメージが強いですが、実際は文章の多い雑誌もあり、自分の読書レベルに合った雑誌を選べるんです。
【なにが読みたい?】読書を扱う雑誌の種類

一言で「読書を扱う雑誌」といっても、以下の種類があります。
- 本を紹介する雑誌
- 読みものを掲載している雑誌
- 本に関する情報を掲載する雑誌
代表的なのが「本を紹介する雑誌」です。
様々な特集内容に沿った本を紹介し、本の購買につなげる内容となっています。
特集内容は、季節や有名な賞の発表などで変わるため、読者も読む度に新しい本を発見できるのが魅力です。
次に多いのが「読みものを掲載している雑誌」です。
こちらは本の紹介ではなく、小説やエッセイなど、読みもの自体を掲載しているのが特徴。
短編の読みきり作品や、その雑誌で長期連載しているものなどがあります。
「とにかく文章が読みたい」「読書の入り口にしたい」という方は、読みもの自体を掲載している雑誌もチェックしましょう。
また「本に関する情報を掲載する雑誌」もあります。
こちらは本や読みものという直接的な情報ではなく、グッズの紹介や物書きをする方向けの情報が掲載されています。
「読書を楽しんでいる」という方には変則的な情報ですが、興味が湧いたらぜひ手に取ってみてください。
【運命の1冊を見つける】本を紹介する雑誌

ここからは、先ほど挙げた雑誌の種類別におすすめの雑誌を紹介していきます。
最初は「本を紹介する雑誌」のおすすめです。
ダ・ヴィンチ
読書を扱う雑誌のおすすめ、1冊目は「ダ・ヴィンチ」。
KADOKAWAが出版している雑誌です。
「ダ・ヴィンチ」では
- 小説や文庫本の人気ランキング
- 作家や「時の人」のインタビュー記事
- 絶対はずさない「プラチナ本」
など、本や読書に関する様々な特集が組まれています。
特にインタビュー記事は、普段の様子が想像できない作家さんや「時の人」の意外な一面が観られるので必見です。
「本に関する雑誌を初めて買う」という方は、ぜひ「ダ・ヴィンチ」を最初に読んでみましょう。
おすすめ文庫王国
読書を扱う雑誌のおすすめ、2冊目は「おすすめ文庫王国」。
本の雑誌社が出版している雑誌です。
「おすすめ文庫王国」は、その年1年間に発刊された文庫本の中から、ジャンル問わず「面白い!」と思える文庫作品を特集した1冊となっています。
残念ながら年1回・12月の発売のため定期購読はできませんが、もし書店で見かけたらぜひ購入してみましょう。
年末年始に読みたくなる文庫本情報が満載で、温かい部屋の中で読書三昧になれますよ。
本の雑誌
読書を扱う雑誌のおすすめ、3冊目は「本の雑誌」。
「文庫王国」と同じく、本の雑誌社から出版されています。
文学作品に特化しているだけあり、雑誌の内容も小説や短歌などの作品情報をはじめ、小説の連載も掲載されています。
特に月ごとの雑誌のタイトルは一捻りあるもので、タイトルを見るだけでも楽しめるのが特徴。
「文学作品が特に好き」という方は、一度手に取ってみましょう。
【多くの作品を読みたい】読みもの中心の雑誌

次は「読みもの中心の雑誌」のおすすめです。
先ほど紹介した「本の雑誌」にも読みものは掲載されていますが、これから紹介する雑誌はより掲載数が多い雑誌となります。
「たくさんの作品を読みたい」という方におすすめの雑誌です。
図書
読書を扱う雑誌のおすすめ、4冊目は「図書」。
岩波書店が出版している雑誌です。
「図書」は「読書家の雑誌」という副題のとおり、普段から本を読んでいる方でも読みごたえのある内容となっています。
エッセイや小説の連載を中心とした内容なので「いろんな作品を少しずつ読みたい」「普段は読まないジャンルの小説を開拓したい」という方にピッタリ。
定価も102円と低く抑えられているので、定期購読しやすいのも特徴です。
文藝
読書を扱う雑誌のおすすめ、5冊目は「文藝(ぶんげい)」。
河出書房新社が出版している雑誌で、1933年に創刊した「文学の『いま』を伝える季刊文芸誌」です。
季刊誌なので春夏秋冬それぞれの季節に一度、出版されている雑誌でもあります。
また毎年1回、「文藝賞」の原稿募集も行っています。
副賞として賞金も出ているため、「文藝」を読んで創作意欲が高まった方は「文藝賞」に応募もしてみましょう。
小説すばる
読書を扱う雑誌のおすすめ、6冊目は「小説すばる」。
集英社が出版している雑誌で、1987年に創刊された月刊小説誌です。
毎号、特集に沿った新連載や読みきり作品が掲載されるほか、エッセイや作家のインタビューなども掲載されています。
また「小説すばる」の公式サイトでは、雑誌に掲載されている小説の試し読みもできます。
購入を迷っている方は、試し読みをしてみて決めるのもおすすめです。
文學界
読書を扱う雑誌のおすすめ、7冊目は「文學界(ぶんがくかい)」。
株式会社文藝春秋が出版している月刊小説誌です。
特集に合わせた小説を掲載しているほか、作家同士の対談の様子なども掲載されています。
「文學界」に掲載されている小説は、どちらかというと純文学系に近いものが多いです。
そのため「より人間の本質を映す作品が読みたい」という方は「文學界」を手に取ってみましょう。
きっと新たな発見がありますよ。
【他にもいろいろ】本に関する情報雑誌

最後に「本に関する情報雑誌」を紹介します。
今回は、文学賞といった「公募」に関する雑誌と、テレビ番組と連動した本を紹介します。
公募ガイド
読書を扱う雑誌のおすすめ、8冊目は「公募ガイド」。
株式会社公募ガイド社が出版している、公募に関する情報の季刊誌です。
タイトルどおり公募に関する情報が満載で、公募情報も小説に限らず、俳句や短歌、イラストなどのデザインと多岐にわたります。
また各号ごとに特集も組まれ、創作活動を行う人にとっては非常にありがたい情報誌なのです。
私も実際に購入して、公募に応募しました。
現在はウェブサイト「koubo」の内容が充実しているため、購入を迷っている方はウェブサイトをまずは確認してみましょう。
NHK 100分de名著
読書を扱う雑誌のおすすめ、9冊目は「100分de名著」テキスト。
NHK出版がテレビ番組「100分de名著」の放送と併せて出版している雑誌です。
「100分de名著」シリーズはテレビ番組の放送がある月に出版されますが、手に取るととても薄い本なんです。
ですが内容は凝縮されており、「100分de名著」をきっかけに、実際の作品を読むことにつながります。
また実際の作品を読む機会がなくても、テキストを読むだけでポイントを理解できるんです。
私は2016年10月に放送された、アドラー氏の『人生の意味の心理学』のテキストをいまだに持っていて、時々読み返しています。
番組を見なくても学びにつながるテキストなので、興味がある方は一度手に取ってみましょう。
まとめ:雑誌で新たな発見を
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
今回は「読書にもなるおすすめ雑誌」を紹介しました。
最近は雑誌の休刊や廃刊が相次いでいます。
もしお気に入りの雑誌があるのなら、応援の意味も込めて読み続けましょう。
そして今回紹介した「読書にもなる雑誌」を入り口に、新たな本を発掘してみてください。
それでは、良き読書ライフをお送りください!
【参加中です!ボタンを押していただけると嬉しいです!】
コメント