「読書は苦手だけど、どうしても好きになりたい!」
読書が苦手な方の中には、このように前向きな思いを持つ方もいますよね。
今回の記事は
- そもそも、どうして読書が苦手だと感じるんだろう?
- 読書を好きになった方法を知りたい!
- 読書を好きになるためにどんなことを心がけているの?
といった、「読書を好きになるには」についての内容をアシストします。
ゲームオタクだった私が読書を再開できた経緯や、現在も実践している読書法も紹介しています。
ぜひ最後までご覧ください!
読書が苦手!大きな原因は2つ
読書を好きになる方法を紹介する前に、読書が苦手だと感じる原因を知っておきましょう。
8記事目「やっぱり読書を趣味にしたい!【読書ができない原因を解決】」でも、読書ができない原因を挙げていますが、実はもっと大枠の原因があります。
それは次の2つ。
- 読書にメリットを感じない
- 自分に合わない本を選んでいる
読書にメリットを感じない
1つ目の原因「読書にメリットを感じない」は、読書から得られるものをイメージしにくいために読書が好きになれないというものです。
例えば、あなたが筋トレを始めようと思い立ったとしましょう。
どうして筋トレを始めようと思ったかを考えると、
- 痩せたいから
- 健康維持のため
というように、いくつかの理由やメリットがすぐに思いつきます。
実際、筋トレにはいくつものメリットがあるので、1日10回だけ行ったとしても続けやすいんです。
しかし「読書のメリットは?」と考えると、あまりメリットが思い浮かばないはず。
- 語彙力(ごいりょく)を増やしたいから
- 知的に見られたいから
という理由を考えつくものの、実際に身についたという実感が得られにくいのが実情です。
読書の先に待っているメリット。
自分の中に「こんなメリットがある」という思いを落とし込まないと、読書を好きになれないのが実際なんです。
自分に合わない本を選んでいる
2つ目の原因「自分に合わない本を選んでいる」は、読書を始めた方が最初にぶつかってしまう壁でもあります。
現在、本は星の数ほど出版されています。
多種多様な本の中から自分に合った本を選ぶのは、信濃川の中流域で1cm程度の砂金を見つけるくらい至難の業です。
ただ自分の中に「こんな本を読みたい」という明確な基準があれば、自分に合った本と出合える確率は上がります。
しかし、基準がないまま本を選ぶと「この本、なんだか読みにくいなぁ」となり、読書を止めてしまう確率が上がってしまうのです。
読書を好きになるには、自分に合った本を選ぶことも大切なのです。
【私も実践!】読書を好きになれた方法5選
じゃあ、読書を好きになるにはどんな方法があるの?
読書を好きになる方法はいつくかありますが、今回は私も実践して読書が再び好きになれた方法5つを紹介します。
- 書評サイトのコメントを参考に本を選ぶ
- 厚さ1cm程度の文庫本を読む
- しおりを挟む
- 感想を書いてみる
- 自分のペースで楽しむ
5つの方法はいずれも、簡単にできる方法です!
書評サイトのコメントを参考に本を選ぶ
よく「本を好きになるには読みやすい本を選ぶと良い」と見かけます。
でも読書が苦手な方にとっては「読みやすい本」を選ぶことが難しいですよね。
そこで「読みやすい本」を選ぶ手助けになるのが「書評サイトのコメント」です。
書評とは「書物の内容を紹介し、批評した文章のこと」です。
そんな書評を扱うサイトというと、堅苦しいイメージを持ちますよね。
でも、実際は一般の読書好きな方々が、読んでみて「面白かった」「読みやすかった」本の感想をコメントとして投稿しているんです。
2022年現在、書評サイトはいくつもありますが、代表的なサイトは次のとおりです。
サイト名 | 特徴 |
---|---|
ブクログ | 読んだ本がビジュアル的に管理できる |
flier(フライヤー) | 本の内容が10分程度で把握できる |
好書好日(こうしょこうじつ) | その日の気分に合った本の記事に出合える |
ほんのひきだし | サイトが引き出しのようなデザインで見やすい |
本が好き! | ポイントが貯まると献本に応募できる |
私のオススメは「ブクログ」。
一般の読書好きな皆さんのリアルなコメントが登録されているので、本選びが苦手な方も参考にできます。
私もブクログに登録しているので、ぜひ覗いてみてください。
厚さ1cm程度の文庫本を読む
読書を好きになるには前述したように本選びが大切です。
そこでもう1つの本選びの基準としてオススメなのが「厚さ1cm程度の文庫本」を選ぶこと。
1cmはだいたい、小指の第一関節の半分ほどです。
また同じような厚さでも、ハードカバーの本よりも文庫本を選ぶのがポイントなんです。
1cm程度の文庫本だと、短編~長編の中間ぐらいの文字数になります。
「短編だと読んだ気がしない」また「長編だと気が重い」という方にちょうど良い文字数となっているんです。
また文庫本なので、本をバッグに入れてもかさばりにくく、持ち運びしやすいのも嬉しいポイント。
さらにブックカバーの種類も多いため、お気に入りのブックカバーを付ければ他人に読んでいる本を知られないで済みます。
読書を好きになるには、いつでも読める状態の本を持っていることも欠かせません。
ぜひ「厚さ1cm程度の文庫本」を選んでみましょう。
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しおりを挟む
読書に欠かせない道具の1つが「しおり」です。
今では様々なデザインのしおりが販売されているので、あなたもお気に入りのしおりを持っているかもしれませんね。
ぜひお気に入りのしおりを、読書を好きになる手段に活用してみましょう。
通常しおりは
- 前回の読み終えたページに挟む
- 一旦外す
- 次に読み終わったページにしおりを挟み直す
といった使い方をします。
ただ、いつもの使い方を少し変えてみると、読書を好きになる手段に変わるんです。
変わった使い方とは「読書を再開したページに、しおりを挟んだままにしておく」こと。
読書を再開したページからしおりを外すのではなく、そのままにしておくのです。
しおりをそのままにして読書をすると、次に読み終わった際「10ページも読めた!」と、読めたページ数が確認できます。
読めたページ数が確認できると、普通に読み終わった時よりも高い達成感が味わえるんです。
達成感が味わえると満足感に繋がり、満足感が続くと読書をより好きになれます。
ぜひしおりを最大限に活用してみましょう。
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感想を書いてみる
読書をより好きになるには、本を読み終わった後の行動も大切です。
ただ「読み終わった! 面白かった!」で終わらせず、満足感がなくならない内に、本の感想を書いてみましょう。
本の感想を書くものは、メモ帳でもノートでもかまいません。
ただし、選んだメモ帳やノートは「感想専用」として使いましょう。
他の情報を書くと、後で読み返した際に読みにくくなるからです。
感想専用にしたメモ帳やノートに書く項目は、次のような例が挙げられます。
- 読み終わった日付
- 本のタイトル
- 著者名
- 出版社
- 読んだ感想
- 印象に残った言葉
書く項目を固定することにより、感想に統一感ができ、読み返した際にわかりやすくなります。
また本の感想を書き出すのは、良質なアウトプットになります。
自分の中に思い浮かんだ感想や疑問を書き記すことで頭の中が整理され、論理的な思考にも繋がるからです。
ちなみに私が愛用しているのは読書記録専用のノートです。
大きさは手の平程度で、上記の必要な項目すべてが書けるようになっています。
感想の記入や管理がより簡単に行えるのでオススメです。
自分のペースで楽しむ
読書を好きになるのに、もっとも大切なこと
それは「自分のペースで読書を楽しむ」ことです。
読書が好きになれない原因として挙げた「読書にメリットを感じない」「自分に合わない本を読んでいる」の2つは、他人と比べることでより苦手度が大きくなってしまいます。
「他の人は本を読んで楽しんでいる。でも私は……」
「どうしてどんな本でも読めるんだろう? 僕は読めないのに」
現在はSNSが普及したことで、読書の感想の共有が簡単にできるようになりました。
反面、自分と他人を比較して、落ち込んだり嫌な気持ちになったりとマイナスな感情も抱きやすいんです。
本来読書は、自分がじっくりと楽しむための行為です。
1冊の本を読み終わるのに、何ヵ月かかってもかまいません。
また同じ本だけを何回読んでも問題ありません。
あなた自身が楽しめる、自分だけの読書ペースを見つけて、心から読書を好きになりましょう。
ゲーオタの私が読書を再開できたわけ
最後に、私・ながなっつ自身が読書を再開できた経緯について書いてみます。
私は小学校に入学する前から本が好きでした。
母親からの読み聞かせが多かったおかげだと思っています。
小学生、そして中学生になっても、図書館の本を全制覇する勢いで読書を続けていました。
転機が訪れたのは「本の虫」状態だった小学6年生の冬。
両親からプレゼントとしてゲームを買ってもらったのです。
ゲームのクリア後に訪れる「達成感」が好きになり、高校に入学してからはパタッと読書をしなくなりました。
以降、短大生、社会人になってもゲーム熱は続きます。
再び転機になったのは「ポケットモンスターオメガルビー」というソフトを購入したあたりから。
「ゲームでの通信対戦に勝てないこと」が原因で、ゲーム熱が徐々に冷めていったのです。
「ゲームに飽きてきたけど、特にすることもないし……」
頭の中に空白ができたような感覚に陥ってしまいました。
そして6年ほど前、フラッと立ち寄った書店で面白そうな小説を見つけたのをきっかけに、読書を再開したんです。
ただ再開した当初は、文章を読み進めるのに苦労しました。
何年も読書から遠ざかっていたため「読書」の感覚を取り戻せなかったのです。
それでも読み続けることで、「読書」の感覚は戻っていきました。
今では月1冊のペースで、ゆっくりと読書を楽しんでいます。
きっと、あなたも「嫌だな」「どうして読めないんだろう」と、読書が苦手な自分を責めることがあるかもしれません。
でも諦めずに、今回紹介した方法を実践しながら読書と向き合ってみましょう。
きっと1冊の本を読み終えられるはずですよ。
まとめ:小さな読書を積み重ねよう!
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
改めて私が実践した、読書を好きになれた方法をおさらいしましょう。
- 書評サイトのコメントを参考に本を選ぶ
- 厚さ1cm程度の文庫本を読む
- しおりを挟む
- 感想を書いてみる
- 自分のペースで楽しむ
読書が苦手という方は、少しずつ読書という経験を積み重ねる「小さな読書」から始めるのがオススメです。
ぜひ「小さな読書」を積み重ねて、自分のペースで読書を好きになりましょう。
それでは、良き読書ライフをお送りください!
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